日常診療で役立つ医学アプリまとめ

何か良いアプリないかな〜できれば無料がいいなぁ

とても役立つアプリが沢山あるよ！

日常診療で役立つ医学アプリをまとめます。

無料

HOKUTO

若手医師が使っているアプリランキングなら間違いなくNo.1でしょう。

具体的には、抗菌薬の用量設計、各種スコア計算、抗がん剤のスケジュール、抗がん剤の有害事象評価（CTCAE）、各症候への対応（ERマニュアル）をパッと確認できます。

m3.comやケアネットのようなニュース機能、簡単なメモ帳としてのノート機能もあります。

参考

【公式】HOKUTO(ホクト)-医師向け臨床支援アプリ

臨床支援アプリHOKUTO

ホクトレジデントという医学生向け就活サービスからの連続性があるため、最近の若手医師はほとんど入れていると思われますが、中堅からベテラン医師の皆様はまだ入れていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。差し支えなければ登録の際には下記紹介コードをご活用ください。

NYP10

ヤクチエ

ヤクチエ添付文書・検査値・早見表という3種類のアプリがあります。もともとは薬剤師向けですが、医師にとっても重宝します。

HOKUTOでも添付文書の記載の一部は確認できるのですが、全文のPDFを閲覧できません。そのため、添付文書の形式に慣れている医師にとってはヤクチエ添付文書のほうが使いやすいと思います。

• ヤクチエ添付文書　→　https://yakuchie.jp/lp/tempubunsho
• ヤクチエ検査値　　→　https://yakuchie.jp/lp/kensachi
• ヤクチエ早見表　　→　https://yakuchie.jp/lp/hayamihyou

グラム染色アトラス

福島県の太田西ノ内病院が開発しているアプリです。グラム染色のきれいな写真を沢山みながら、細菌について学べます。

参考

グラム染色アトラスのご案内

太田西ノ内病院

教えて！ドクター

佐久医療センター小児科が監修しているアプリです。

小児の症候や疾患への対応方法、予防接種のスケジュールを教えてくれます。

• 教えて！ドクター　→　https://oshiete-dr.net

動脈硬化性疾患発症予測　脂質管理目標設定アプリ

日本動脈硬化学会が開発しているアプリです。

予測される10年間の動脈硬化性疾患発症リスク、リスク分類、LDL-C・Non-HDL-C・TG・HDL-Cの管理目標値を導出できます。生活習慣病の管理目標を設定したり、患者と共有したりする時に役立ちます。

参考

動脈硬化性疾患発症予測ツール（医師・医療従事者向け）

日本動脈硬化学会

不整脈診療アシスタント

日本不整脈心電学会が開発しているアプリです。

DOACの減量基準を参照できたり、心房細動に関するスコアを計算できたりします。

参考

循環器不整脈診療補助アプリ

日本不整脈心電学会

ポケット　心音・フィジカル・心エコー図・心電図

松下記念病院が開発しているアプリです。心音・フィジカル・心エコー図・心電図等について学べます。

参考

松下ハート塾　Matsushita Heart School

松下記念病院

BM counter

BM counterはマルクで血球を数える時に役立つアプリです。こんなアプリが欲しかった！

参考

‎BM Counter

App Store

胆管炎・胆嚢炎・膵炎

急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018（TG18）、急性膵炎診療ガイドライン（JPN GL 2021）はアプリが公開されています。

参考

　急性胆管炎・胆嚢炎の診療ガイドライン｜一般社団法人 日本肝胆膵外科学会

参考

　急性膵炎診療ガイドライン（第5版から）｜一般社団法人 日本肝胆膵外科学会

MSDマニュアル

メルク社がまとめている膨大な医療情報で、プロフェッショナル版と家庭版があり、Webやアプリで閲覧できます。

参考

MSDマニュアル プロフェッショナル版

MSDマニュアル プロフェッショナル版

医療ボードPro

4000点以上の医学に関するスライドや動画が無料です（会員登録は必要です）。

iPad限定です。

参考

医療ボードPro | QLifePro

QLifePro

有料

isho.jp（医書.jp）

ケアネット系列の医学書籍アプリです。アプリ自体は無料ですが、電子書籍を購入して読む形ですので有料に分類しました。

参考

医学・医療の電子コンテンツ配信サービス

医書ジェーピー

m3.com 電子書籍

旧M2PLUSで、今はm3.com系列の医学書籍アプリです。こちらも医書.jpと同様に、アプリ自体は無料ですが、電子書籍の購入が必要です。

isho.jpとm3.com電子書籍のどちらを使うかは、自分の読みたい本があるかどうかで判断するのが第一かと考えます。筆者は、もともとM2PLUSを使っていたためm3.com電子書籍を使い始めましたが、欲しい本がisho.jpにしかなかったこともあり、結局両方入れて使っています。

参考

m3.com 電子書籍

m3.com 電子書籍

参考

日本心臓病学会のWebサイトで、循環器系のアプリがまとめられています。