論文を見つけても、その論文がどんな立ち位置なのか、その論文の前にどんな研究があって、その論文の後にどんな研究があるのか、いまいちピンと来ないんだよな・・・
論文をマッピングしてみると見通しが良くなるよ!
論文をマッピングするツールをまとめます。
- Connected Papers
- Research Rabbit
- Inciteful
- Litmaps
論文をマッピングするツール
Connected Papers
例えば、SLEのReview “Dörner T, Furie R. Novel paradigms in systemic lupus erythematosus. Lancet. 2019;393: 2344–2358.”を、Connected Papersでマッピングしてみます。
円が大きいほど引用数が多く、色が濃いほど新しい論文です。
2023年10月現在、無料版では1か月あたり5回までマッピングできます。
Research Rabbit
Similar, Reference, Citationでのマッピングができます。
2023年10月現在、Research Rabbitは無料です。寄付で成り立っています。
Inciteful
Incitefulは紫がイメージカラーです。
2023年10月現在、Incitefulは無料です。
Litmaps
Litmapsは左上から右下に流れるような図が特徴的です。
2023年10月現在、無料では回数制限があります。
ソフトウェア:CitNetExplorer
上記4つはウェブサイトで提供されているサービスであり使いやすいですが、ダウンロード及びインストールが必要なソフトウェアとしてはCitNetExplorerがあります。オランダのライデン大学が開発に関わっています。ダウンロード及びインストールが必要だったり、Web of Scienceのデータを読み込む必要があったりと、手間がかかるところが難点です。
余談:arXivの論文をマッピングしたサイト Paperscape
医学領域は少ないですが、数学・物理学・情報学等のプレプリントサーバーarXivで公開された論文240万本以上を星空のようにマッピングしたPaperscapeというウェブサイトがあります。円の大きさは引用数を反映しているとのことです。圧巻ですので、宜しければぜひ一度御覧下さい。
まとめ
論文をマッピングすると、その論文の関連分野について見通しが良くなります。
- Connected Papers
- Research Rabbit
- Inciteful
- Litmaps