最新論文を手軽にフォローする方法

日々発表される論文を効率よくフォローする良い方法ないかな・・・

論文キュレーションサイトを活用するのはどう?

医学論文は年々爆発的に増え続けており、そのすべてを追うことは不可能です。こうした中、美術館で展示品を選ぶキュレーターのように日々生まれる膨大な論文から“本当に重要な情報”を選び抜く役割がますます注目されています。近年はAIを活用した質の高いキュレーションサイトが続々と登場しており、上手に使えば情報収集の負担を大きく減らすことができます。本記事では、その中からおすすめのサービスをまとめてご紹介します。自分に合ったツール選びの参考になれば幸いです。

またポッドキャストを聴くというのも楽しいです。論文をテーマにしたものをまとめてみます。

AIを活用!おすすめツール 2選

ClinPeer

メドピア社が提供する、がん専門医向けの論文キュレーションアプリ。重要性の高い論文を毎日選択・配信してくれます。マイページ>設定>メール受信設定で「論文キュレーション」のみチェックしておくのがおすすめです。

ClinPeer → https://clinpeer.medpeer.jp/journal

プレスリリースはこちら → https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000515.000010134.html

良い点

  • アプリあり
  • AIによる要点抽出が簡潔
  • PubMed/原文へのリンクあり
  • 週間ランキングあり
  • 見やすい

惜しい点

  • 「がん」専門医向け
  • 日別/月別ランキングなし

CareNet Academia

関心領域を選択すると、その分野の最新論文をAIで選択して、自動要約・メール配信・個別最適化機能(自分好み・興味なしの選択)を提供してくれています。レコメンデーションAIによる個別最適化機能が特徴的ですが、論文選択が重要性より好みに偏る傾向が難点です。

CareNet Academia → https://academia.carenet.com

プレスリリースはこちら → https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000125754.html

良い点

  • 見やすい
  • PubMedへのリンクあり

惜しい点

  • アプリなし(2025年12月現在)
  • ニッチな論文を「自分好み」にすると、レコメンデーションが偏る
  • 自動要約が長い

ポッドキャスト 3選

日経メディカル「聴く論文」

Spotify、Apple、Amazon、YouTube等のポッドキャストに、日経メディカルによる「聴く論文」があります。最新論文を聴いて理解するのも良いかもしれません。

くつ王アカデミア

阪大感染症科の忽那先生が、2025年にSpotifyで「くつ王レディオ」が配信されていて、大変勉強になっておりました。2026年現在YouTube「くつ王アカデミア」に移行されています。

論文の選定について、以前下記のように教えていただきました。

  • NEJM、Lancet、JAMAなどの主要な医学誌
  • CID、Lancet ID、IJID、OFIDなどの感染症系
  • ICHE、AJIC、JHIなどの感染対策
  • EID、Eurosurveillance、MMWRなど

NEJM Podcast

NEJMのPodcastを聴いてみるのもありです。SpotifyやApple等でも配信されています。

その他のツール

EvidenceAlerts

カナダのマクマスター大学が運営している、分野別に影響力の大きい医学論文を選んでくれるサービスです。

良い点

  • 専門医が評価している

惜しい点

  • すべて英語
  • 情報の更新が遅い

Read by QxMD

世界的に話題になっている論文を手軽に見ることができます。

良い点

  • 話題性・重要性の高い論文が分かる

惜しい点

  • すべて英語
  • 情報の更新が遅い

ヒポクラ 最新論文 pick up

機械翻訳を利用した論文紹介です。

ヒポクラ 最新論文 pick up(血液内科Pro) → https://hpcr.jp/app/pro/hematology/latest-papers/pick-up

参考:NEJMを無料で読む方法【医師限定】

臨床を変えるようなインパクトの大きい発見、臨床試験の結果はNEJMに発表されることが多いです。最近は国際学会での発表との同時掲載が増えています。NEJMは医師ならば全員無料で読む方法がありますので、ぜひご活用ください。

参考:PubMedを日本語で使う方法【領域限定】

Google翻訳やDeepL翻訳で簡単に和訳できますが、中外製薬が提供するScholaria(スカラリア)というサービスもあり、PubMedを活用しやすくしてくれています。英文と和訳が両方表示されたり、キーワードを簡単に選択できたりといった点が便利です。ただし検索領域は一部のがん(肺癌・乳癌・大腸癌・肝癌・リンパ腫・白血病)と神経難病、網膜疾患に限定されます。

Scholaria → https://scholaria.jp/

まとめ

まとめ
  1. AIを活用 → ClinPeer、CareNet Academia
  2. ポッドキャスト
  3. その他 → EvidenceAlerts、Read by QxMD、ヒポクラ

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