PubMedで論文の引用数を表示するツール【Scite】

PubMedでも、Google Scholarみたいに、論文の引用数を表示したいな・・・

それ、Sciteでできるよ!

論文の引用数を表示することで、重要な論文を圧倒的に見つけやすくなります。

この記事では、引用数を表示するツール「Scite」をはじめ、論文を探すために役立つツールをまとめます。

まとめ
  1. Scite → 引用数
  2. PubMed Impact Factor → インパクトファクター
  3. Altmetric for Pubmed and Google Scholar → オルトメトリクス

引用数で、論文の影響力をみる Google Chrome 拡張機能「Scite」

Sciteの導入方法

Chromeウェブストアで「Scite」を検索する
「Scite」をクリックする
「Chromeに追加」をクリックする
下記のSciteの紹介ページが開く。閉じてOK

Sciteでできること

例えば、プロカルシトニンと肺炎について調べたいとします。

PubMedで検索すると、下記のような画面が出てきます。

並び順を「Best match」にしていますが、臨床的に最も重要な論文は1番目ではなく3番目であることが、Sciteで表示される引用数で一目瞭然です。

なお、Sciteのバッジの意味合いですが、左から順に、下記のような意味合いです。

  • すべての文脈での引用数
  • Supporting(支持)の文脈での引用数
  • Mentioning(中立)の文脈での引用数
  • Contrasting(反対)の文脈での引用数

引用数以外の方法で、論文の影響力をみる Google Chrome 拡張機能

PubMed Impact Factor

Journalごとのインパクトファクターを表示できます。

自分の非専門分野であっても、Journalごとの重要性が一目瞭然になります。

さらに、インパクトファクターでPubMedの検索結果を絞り込むこともできます。

Altmetric for PubMed and Google Scholar

引用数は古い論文ほど多く、新しい論文ほど少ない傾向にあります。

もちろん、最重要論文は新しい論文であっても引用数は多くなりますが、それは例外的です。

そこで、新しい論文であっても、リアルタイムに影響力を測る方法として考え出されたのが、オルトメトリクスです。

旧Twitter(現X)でどれくらい話題になっているか、というイメージです。

まとめ

有用な論文を探す一助となれば幸いです。

まとめ
  1. Scite → 引用数
  2. PubMed Impact Factor → インパクトファクター
  3. Altmetric for Pubmed and Google Scholar → オルトメトリクス

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