NEJM(New England Journal of Medicine)を無料で読む方法をまとめます。
結論、Medure
イチオシの方法は、医師限定ではありますが、『Medure』というサイトの活用です。
会員登録すると、2024年5月現在は、無料でNEJM全文にアクセス可能です。
招待コード dWE4KAB の入力で3000ポイントをもらえます!
NEJM 日本国内版
NEJM 日本国内版では、アブストラクトの日本語訳が毎週発表されています。
E-mail配信登録すると、継続的に読む習慣を作れます。
医療系ニュースサイト
CareNetのジャーナル四天王、HOKUTOのポストを活用する方法があります。
NEJM Journal Watch
NEJMそのものではないですが、NEJM Journal Watchという、世界中の論文から有益な論文をNEJM編集部が選んでくれるサービスがあります。
その日本語版を住友ファーマが提供してくださっています。
多くの病院はNEJMを紙媒体で契約しています。
一方、LancetはWeb版で契約している病院も多いです。
なぜ、このような差が生まれるのか、病院事務に聞いてみました。
- なぜ、NEJMをWeb版で契約しないのですか?
- 年間、数百万円かかるためです。
個人購読の場合、NEJMにレジデント証明書を提出して、割引してもらうと年間約1万円です。
レジデントの頃に、この購読を1年間してみたことがありますが、当時は余裕がなく、思ったほど読めませんでした。
そして、レジデントを卒業すると、結構な額がかかるようになります。
有力なRCTの論文は、製薬会社がお金を出して、無料公開してくれますが、大半の記事は有料です。
NEJMにアカウントを作ると、月2本までフリーアクセスになりますが、使ってみると月2本はあっという間になくなってしまいます。
そこで、冒頭の「結論、Medure」です。
このサービスが始まって、数年経過しましたが、今でもNEJM無料アクセスを提供してくださっています。感謝!
実は似たようにNEJM無料アクセスを提供して、のちにやめてしまったWebサービスもあります。それがヒポクラです。
企業はそれなりに投資しているのでしょう。
会員数を増やすための、それも論文に興味がある層を増やすことのできる、有力な施策なのです。
「Medure」が末永く、日本の医療界にNEJM無料アクセスを提供してくださることを願っています。